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堀田力先生の講演会by三重の教育談義

 平成23年度三重の教育談義(20111118三重県文化会館大ホール)に参加して、「子どもたちの輝く未来づくりに向けた総力の結集」というテーマでの堀田力先生のご講演を拝聴してきました。

 冒頭から一貫して「三重県教育ビジョン」取り上げ、絶賛していただきながら、ご自身が考えられている教育に対する5つのことをお話しいただきました。

三重県教育ビジョン  ← クリックすると内容が見れます。

 その5つとは、①子供目線の教育、②1人1人の能力を引き出す教育、③エリート教育はなぜ間違っているか?、④1人1人の能力とは何か?、⑤自助の力・共助の力をどのように育てるか?、ということでした。

①子供目線の教育では、外務省出向時、長男を通じて米国で出会った教育の話を交えながら、子供目線を意識しての教育の重要性を話されました。「テーマの発見」→「調査(問題点の発見)」→「討論・議論(リベート)」→「リポート」という流れ、教育方法の重要性、総合的学習への提案などについてでした。

②1人1人の能力を引き出す教育の重要性では、「1人1人を大切にする。」「1人1人が違うこと。」を根底として、社会に必要な人間は、「考えることができる人間」であること。すべての子供たちをそれぞれに合わせた能力を上げていかなければならないことを話されました。

③エリート教育はなぜ間違っているのか?では、時代背景と日本の教育をリンクして話され、戦後の経済成長期の、「早く先進国になるための教育」としては、解って真似をする教育=エリート教育は、重要で一定の成果をあげたことは認めつつ、色々ある弊害をご自身が受けられた京都での経験を例に挙げながら話されました。

④1人1人の能力とは何か?では、先生の著書「人間力の育て方」でも書かれていますが、まさしく「人間力」=生きる力、人として生きていく基本の力、自助の力と共助の力を含めた総合的な力であると話されました。人間力は、昔は家庭で、地域で育まれていたものであるが、少子化が原因でなくなってしまったこと。その少子化は、人間の進化の過程で避けられないことであり、最大のデメリット、副作用であるとし、それでも乗り越えないといけない課題であると話されました。

 そして最後に、⑤自助の力・共助の力をどのように育てるか?になるのですが、キーワードは「自己肯定感」。あの手この手で子供を自己肯定感で満たすこと。自分を活かせる方法、自分を活かせる場所があることを気付かせる、自然に子供が気付くことがベスト。そのような基本体験を教育の場、家庭、地域で作ることが重要であると話された。

本当に中身の濃い話。、時間を過ごさせていただきました。

 大人が子供に対して行う「教育」に対する先生のお考えを拝聴したわけですが、感想としては、すべてのことに対して、大人である自分たちに対して「あなたは、人間力に満ちた大人ですか?」「あなたは、自己肯定感に満たされた大人ですか?」と問われているように感じられ、身の引き締まる思いでした。満たされていない大人、親と接することになった子供たちほど不幸なことはないですものね。子供は、ちゃんと大人を見ていますしね。

 講演以前に先生の著書は読ませていただいていましたが、やはりご自身の気持ちのこもった言葉で語られたお話を拝聴した方が、すっと先生のお考えが入ってきました。とともに、色々と気付かしていただいたことを心から感謝したい想いにあふれました。

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