経済・政治・国際

レアメタルのリサイクル

 ハイブリッド車の人気・生産量共に上がってきて、トヨタは残業も始め、量産体制に入りましたが、心配なことがあります。それは、電池やその廻りのシステムに使用されている”レアメタル"の確保についてです。

確か、現在”レアメタル”は海外の各地に依存しているはずです。その上、中国が、産地国&発展途上国の国へハコモノ押し付け外交を繰り広げて、採掘権・開発権を見返りに取得し始めているとも聞きます。こういう外交は日本人はうまくないですよね。加えて、国がホロウしてくれないし、最前線でがんばっている商社は、辛酸を飲まされているのではないでしょうか?

であれば、考え方を変えて、もっとエネルギー効率・抽出効率のよい”レアメタル”のリサイクル技術の開発・向上を進める方向を、国家戦略として補助してくれないかなあ。日本の得意分野だと思うし、技術が抜きん出れば、”レアメタル”含有廃棄物も集まって来ると思うのですが、どうでしょうか?

もうひとつ極端なことを言えば、含有廃棄物の100%国内リサイクル義務(輸出させない)の法制化はどうでしょうか?第一歩として、携帯電話の100%回収義務化はどうでしょうか?ちょっと極端すぎるでしょうか?

では、新しいモノを世に出していく時には、そのモノのリサイクルシステム構築も共に義務付けるのはどうでしょうか?作りっぱなし、売りっぱなしではない、原料を含めた循環型のシステムを構築できないと、最終的に自分で自分の首をしめることになると思うのですが、どう思われますか?

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ファーストフードが世界を食べつくす byエリック・シュローサー

 ファーストフードがどこから来るのか、そして個々の材料はどのように作られているのか、ファーストフードを買って食べるという行為ひとつひとつが何を引き起こしているのか、近くで、遠くで、どんな波及効果を及ぼしているのかを問い質している本です。後半5章~10章では、発行当時のジャガイモの生産者、牧場主、肥育場、食肉処理場、公立学校、ファ-ストフード店の店舗のアメリカでの各々の現状が報告されています。「こんなに・・・、こんなことが・・・、本当だろうか?」と思ってしまうほどショッキングの連続でした。BSE問題の対応、不飽和脂肪酸の問題、小麦・とうもろこし生産者の現状等をニュース、特集などでしか見ていませんが、部分的にはやりそうだよね。って思ってしまいました。文中に「日本は世界でも有数の健康的な食習慣をさっさと捨て去ろうとしている。」という著者の言葉もありました。痛いところを突かれていて、気づかされた言葉でした。何でもそうなんでしょうが、表面的に良いもの、楽なもの、安いもの、美味しいものの裏に隠されているモノは何か?ということを考えて行動をしていかないと、とんでもないことになってしまうこともあるということなんですよね。サブプライムローン問題。過熱する投資、投機。冷凍食品問題。・・・何か「いいこと」を考えていきましょう!小さい何気ないことでも。

ファーストフードが世界を食べつくす エリック・シュローサー著

草思社 2001.08発行 P381 \1600+税

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日本は没落する by榊原英資

インパクトのある表題です。前著の「幼児化する日本社会」から更に詳細に幅広く事象を取り上げ、日本はこのままで行くとあぶないんだよ。根本的なところから大改革されていかなければ10年~15年後には、表題のようになってしまう!と訴えかけてくれています。1つ1つの事象の捉え方、見解には、共感するところもあれば、本当にそうかなあと思ってしまうものも確かにあります。前著同様「行動」を促すための「危機感」の誘発本と捉えると、読まれるべき一冊だと思います。お勧め度は☆☆です。但し結構ある意味タフな本ですから最後まで読みきるにはパワーがいります。

日本は没落する 榊原英資著 朝日新聞社

2007.12発行 P261 \1300+税

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経済って、そういうことだったのか会議 by竹中平蔵、佐藤雅彦

「経済学」を学んでなくとも、何となく生きてこれてしまったのですが、数年前から「これでは、あかんかなあ~」と一番初めに手にした本です。広告クリエーターの佐藤氏が質問、竹中氏が答えていくという対話方式+αの本です。とても読みやすく、解かりやすかったです。「経済は信用。信じることが無くなったらマネーってなくなるんです。」というひと言が残りました。どん底なのか底が見えない現在の経済状況の中だからこそ「経済」の本を読み漁る必要がありますよね。(今回読み返す最初の本にもなりました。)一応2000年度のビジネス書のベストセラーの中の一冊でした。お勧め度は文庫化もされていますし、☆☆です。

経済って、そういうことだったのか会議 竹中平蔵、佐藤雅彦共著

日経ビジネス文庫 2002.09発行 \630+税

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幼児化する日本社会 拝金主義と反知性主義 by榊原英資

ご存知「ミスター円」による日本の多方面の現状に対する危機意識の主張で、読者との共有することを目的として書かれたものです。多方面とは「子供」「家族」「教育」「企業倫理」「マスメディア」「規制緩和と地方分権」「ポスト産業資本主義」「二分割思考への批判」等です。なるほど!の連発です。危機意識を共有した後、読者としてはまず始めに何をしなければならないか?と考えてしまいました。地道にできることしかありませんね。そこで本文に出てくる「複眼」というキーワードが、頭に引っ掛かりました。1方向からだけ見るのではなく、多方向から見て冷静に判断することという意味で使用されています。まったくその通りで、「複眼」の重要性とそのための知性の向上のためにも見聞を拡げ続けなければならにことを再認識しました。これが難しい。頭は固いは、吸収しないはで・・・・(笑。それにしても今日の状況は確実に「危機」ですよね。でも「危機」だから「変われる」とも思いますよね。きっと、必ず。

幼児化する日本社会 拝金主義と反知性主義 榊原英資著

東洋経済新報社発行 2007.07 p236 \1600+税

*最近この手の本も読むようにしていますが、流石に時間がかかりますね。お勧め度は☆1.5です。

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